[デイリースポーツ][中日スポーツ] 2008年1月18日
2008年1月18日
初場所6日目のインタビューにて
いつもの朝青龍が戻ってきた。突進してくる雅山をよく見て、タイミングよくはたき込み。わずか数秒の省エネ相撲で1敗をキープした。「よく見えてたな。(雅山の)体が流れてたな。逆に(自分は)落ち着いていた」と淡々と振り返った。
出場停止処分を受ける前、取組後の朝青龍は1つのペースを持っていた。どっかりと支度部屋奥に腰掛けてから質問に応じ、まげの結い直しが終わると自分から雑談を報道陣に振る。今場所6日目にして初めてこのパターンが復活した。
この日の話題は防寒だった。「かぜ予防しているの?」と切り出した後、「今、お母さんがきてて、サジーを持ってきてくれた。温かくして飲むと汗が出るんだ」と得意げに打ち明けた。「サジー」とはモンゴル名産の果物で、かぜの治療に愛飲しているという。
勝ち名乗りを受ける際には、飛んできた座布団が、行司の手に当たり懸賞金が落ちた。突然のアクシデントにも朝青龍は動じず。「少し慣れてきたんじゃないか」。平常運転の朝青龍が、尻上がりに調子を上げてきた。
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